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masaです。
2017年1月、Audi A3シリーズがマイナーチェンジを施され、デビューを迎えました。
「所詮マイナーチェンジでしょ。」と思うことなかれ!
見た目も中身もしっかり改善されているのです。
今回はそんな新型Audi A3シリーズの人気モデルである、Audi A3 Sedanの試乗インプレをご紹介します。
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新型Audi A3はどこが変わったの?
前期型と新型のAudi A3 Sportbackの比較画像です。
全然変わってないじゃん!
いえいえよーく見てください。
今回のマイナーチェンジによって、Audi A3には新しい顔が与えられました。
エクステリアでの変更点は、
〇最新のAudiデザインを反映したヘッドライト
〇よりワイド&ローになったシングルフレームグリル
〇スポーティーになったフロントバンパーとリアバンパー
です。
アルミホイールはタイプやオプションによってデザインが変わるので変更点にはあげていません。
新型Audi A3は、マイナーチェンジによりさらにアグレッシブな印象へと生まれ変わっています。
そして、アダプティブクルーズコントロール(自動ブレーキ機能付)が全車で標準装備になったこともセールスポイントですね。
今回は歩行者に対しても反応するように改良されていますので、より安全面が強化される形となりました。
インテリアですが、ついにAudi TTから採用されているバーチャルコクピットがオプションで設定されました。
バーチャルコクピットとは、メーターナセル内に12.3インチのフル液晶モニターを採用し、そこに車両情報、速度、回転数、そしてナビゲーションを表示する次世代のメーターパネルのことです。
「技術による先進」まさにAudiのスローガン通りのテクノロジーのひとつです。
しかし、マイナーチェンジで良いことばっかりというわけではないようです。
マイナーチェンジを受けたことで価格改定も行われ、前期型より¥100,000も引き下げられました。
その代償として、リアエアバッグが取り外され、リアテールライトもLEDからハロゲンへ変更されています。
また、前期型はデュアルオートエアコンが標準だったのですが、新型ではマニュアルエアコンへと変更されました。
ちゃっかり削れるところは削って車両本体価格を引き下げ、インパクトを与えたいといった印象ですね。
ちなにみ、オプションのコンビニエンスパッケージでデュアルオートエアコン、LEDヘッドライトでリアテールライトがLEDに変更されますので、前期型と比べても見劣りはしませんので、ご安心ください。
エンジンの種類
新型Audi A3シリーズではエンジンのアップデートが行われ、4種類あったエンジンラインアップは3種類となりました。
1.4 TFSI
エンジン型式 CXS
エンジン 1,394cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力 122PS/5,000-6,000rpm
最大トルク 200Nm/1,400-4,000rpm
トランスミッション 7速Sトロニック
2.0 TFSI
エンジン型式 CZP
エンジン 1,984cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力 190PS/4,180-6,000rpm
最大トルク 320Nm/1,500-4,180rpm
トランスミッション 7速Sトロニック
2.0 TFSI(S3専用エンジン)
エンジン型式 DJH
エンジン 1,984cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
最高出力 290PS/5,400-6,500rpm
最大トルク 380Nm/1,850-5,300rpm
トランスミッション 7速Sトロニック
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Audi A3 Sedan 1.4 TFSI 試乗インプレッション
今回のデモカーはAudi A3 SedanベースグレードであるAudi A3 Sedan 1.4 TFSI。
ボディカラーはミサノレッドパールエフェクトです。
オプションでナビゲーションパッケージ、コンビニエンスパッケージ、バーチャルコクピットを装備した車両になります。
早速運転席に乗り込みドアを閉めると、「ボンッ」という重厚感のあるドアの閉まり方に高級車であるに気づかされます。
ドアを閉めただけで高いボディ剛性があることが伺え知る事ができるくらいしっかりと作りこまれていますよ。
当たり前の話ですが、国産のコンパクトカーでありがちな薄い鉄板のような音は皆無です。
メーターナセル内のバーチャルコクピットには「Audiエンブレム」と「A3」というロゴが映し出されるので、最新の車に乗っているんだなぁという実感が湧きます。(笑)
センターコンソールの助手席側に設けられた「エンジンスタート」ボタンを押して、エンジンをかけると、とても静かです。
正直エンジンがかかっているのか分からないくらい静かです。
アクセルレスポンスは良好で、軽く踏み込むとスムーズに加速してくれます。
ハイブリッドカーとまではいかないまでも低速からしっかりとトルクフルな加速が可能です。
最大トルクが1,400rpmという低回転から出ますので、1,300kg越えの車両重量を忘れさせてくれるほど軽く、そして軽快な加速で、とても運転しやすいです。
組み合わされる7速Sトロニックは、まるでCVTのようにまったくギアのつなぎ目を感じさせません。
それでいて、ギアの結合感はしっかりと伝わってきます。
高速道路での試乗では、時速80kmからの加速でもまったく問題なくスムーズに加速する事が出来き、今乗っている車が1.4リッターのエンジンであることを忘れさせてくれるほどです。
制動力も高く、踏んだ瞬間から減速するAudiらしいブレーキになっています。
乗り心地はとてもマイルドで、突き上げ感は感じません。かといってフニャフニャの足回りではありませんので、コーナリングも安心して行えます。
Audiは全てquattroありきで車両設計をしますので、たとえFWDであってもquattroの足回りをそのまま採用していますので、とにかく車両の安定感が格段にいいのが特徴です。
気持ちオーバースピードでコーナーに進入しても何事も無かったかのように曲がれてしまうんです。
運転が上手くなったような気がして本当に運転していて気持ちがいいですよ。
前期型のAudi A3に比べて、乗り心地が洗練されているような印象を受けます。
ステアリングとシートを介して必要なロードインフォメーションを受け取れる点は変わっていないのですが、走行中の路面のザラザラした感じなどタイヤが拾う雑味が無くなったと表現すると分かりやすいのかもしれません。
そのせいか、室内の静粛性も向上しているように感じます。
多少のロードノイズは入ってくるものの、そこまで気になることなく、快適です。
今回のマイナーチェンジによりAudi A3シリーズ全車種にアダプティブクルーズコントロールが標準装備となりました。
このアダプティブクルーズコントロールが高速走行時にはとても助かります。
ちょうどナンバープレートの下にレーダーが設置されているのですが、そのレーダーが前走車と認識し、任意の車間距離を保つように自動で減速と加速を行うというもの。
最初は本当に減速するのかと不安で、ちょっと怖いかもしれませんが、慣れると本当に楽です。
Audi A3 Sedan 1.4 TFSIは、1.4リッターエンジンとは思わせない力強い走りと軽快でいて上質な乗り心地を実現したプレミアムコンパクトですね。
街乗りも高速もまったく問題なく気持ちよく運転する事が出来ますよ。
Audi A3 Sportbackラインアップ
Audi A3 Sportback 1.4 TFSI ¥2,930,000
Audi A3 Sportback 1.4 TFSI sport ¥3,290,000
Audi A3 Sportback 2.0 TFSI quattro ¥3,990,000
Audi A3 Sportback 2.0 TFSI quattro sport ¥4,290,000
Audi S3 Sportback ¥6,060,000
Audi A3 Sedanラインアップ
Audi A3 Sedan 1.4 TFSI ¥3,110,000
Audi A3 Sedan 1.4 TFSI sport ¥3,470,000
Audi A3 Sedan 2.0 TFSI quattro ¥4,170,000
Audi A3 Sedan 2.0 TFSI quattro sport ¥4,470,000
Audi S3 Sedan ¥6,240,000
まとめ
いかがでしたか?
今回のマイナーチェンジによって、エクステリアの変更、セーフティ機能の拡充、先進の技術の投入がなされました。
Audiが得意とする小排気量のターボエンジンとデュアルクラッチトランスミッションの組み合わせは唯一無二の完成度です。
走行性能、静粛性、デザイン、先進性、安全性、それらをバランスよく実現しています。
軽快で高剛性のボディにquattroの足回り、まさにプレミアムコンパクトの名に恥じない車両ではないでしょうか。
唯一気になる点は、
ナビゲーション画面が暗い
ということです。
ナビの設定で明るさをMAXにしてもまだ暗いです。
バーチャルコクピットが鮮明なだけにその点が気になりますね。
いずれにせよ、生まれ変わった新型Audi A3の魅力をぜひ体感してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
関連記事:Audi A3がマイナーチェンジ!おすすめのオプションとは?
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