目次
「この人が担当者で良かった」と思ってもらう
masaです。
セールスマンは自社店舗だけでの営業のみとは限りません。
時として、お客様先に訪問をして提案をすることも珍しくありませんよね。
お客様先で最適な提案が出来るように、カタログ、サンプル、そして資料とプレゼンには余念はないかと思います。
お客様先にお伺いするということは、あちらの土俵で商談をすることです。
お客様は比較的リラックスした状態で迎えてくれます。
それだけ、あなたを見る余裕も生まれるといっても過言ではありません。
つまり、お客様はあなたの提案だけではなくて、あなたのことも見ているということです。
「この担当者に任せていいのか」と試されていると思ってください。
面倒くさいなんて思ってはダメです。
これは「チャンス」なのですから。
常に「マナー」を意識し、細かいところにまで配慮している姿勢をお客様にお見せしましょう。
「この担当者はしっかりしている!」
「この担当者はよく教育されている!」
「この担当者で良かった!」
と思って頂けるようにするのです!
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エレベーターの上座ってどこ?
http://www.hbs.co.jp/products/urban/em/case/overseas/swfc/popup/z4_pop_12.htmlより。
さぁ、あなたは取引先のビルへ到着しました。
早速入り口で今回の商談の担当者の方とその方の上司の方がお出迎えしてくれました。
名刺交換を済ませ、エレベーターに案内されます。
名刺交換 【売れる営業マンのビジネスマナー】また会いたい!初対面でのビジネスマナーとは?
エレベーターが到着しました。
さぁ、あなたはエレベーターのどの位置に立ちますか?
何番を選びましたか?
エレベーターでの「上座」はここ「1」「2」「4」「5」です。
つまり、「3」以外全て上座とされます。
よって、エレベーターに乗る際に恐縮して奥の端っこに立たれる方がいらっしゃいますがそれは間違いということになります。
この位置関係は重要です。
エレベーターを持ってあるお客様のほとんどはこのマナーをご存じのはずです。
お客様から上座に案内されたときに「大変恐縮でございます。」などの言葉を添えることによって、「この担当者はマナーを知っている」と思って頂けるはずです。
確実にこなして行きましょう。
ちなみに、こちらがお見送りする際は、エレベーターが到着したら「下座」の者が扉を押さえて、目上の方に先に乗っていだだきます。
そして、「下座」の位置に素早く移動します。
降りる時は「開」ボタンを押し、目上の方に先に降りてもらい最後に「下座」の者が下りるようにするとよいでしょう。
タクシーの上座ってどこ?
http://blog.livedoor.jp/taxi55/archives/50643109.htmlより。
商談も進み、場所を移動しの打ち合わせに出かけます。
少し離れている場所なのであなたはタクシーを呼ぶことにしました。
お客様と一緒にタクシーに乗り込むのですが、ここで問題です。
あなたは、お客様をどの席に案内すればよいでしょうか?
ヒントは「最も安全性が高い席」です。
もうお分かりですね。
タクシーでの「上座」は「2」です。
ですから、お客様を「2」の席へ誘導しなければなりません。
中には奥に詰められるのを好まない方もいらっしゃるので「奥の席でよろしいでしょうか?」と一声かけると親切でスマートです。
そして、タクシーの運転手に道案内したり、清算しやすい「1」が「下座」になります。
これはお客様への接待のみならず、目上の方と出かける時も使えるのでぜひマスターしてください。
社用車の上座ってどこ?
http://jp.autoblog.com/tag/audi+a8/より。
商談も今回で2回目です。
今回はお客様を自社工場の見学へご招待しました。
お客様をお迎えに行き、お客様を社用車へご案内します。
さぁ、ここではお客様をどの席にご案内すればよいのでしょうか?
※上記の写真のようにリムジンではありません!
タクシーと同じ考え方でいくと「2」です。
が、社用車の場合違います。
正解は「1」の助手席です。
一般的には助手席が「上座」となります。これは、
「一番ゆったり座れる席が助手席」だからです。
もちろんこれには例外があります。
社有車の後部座席がゆったり座れるように設計してあるシート(エグゼクティブシート)などの場合は、
タクシーと同じ「一番安全な席」の考え方から「2」にご案内します。
とにかに「あなたのこと一番に思っています。」という姿勢の表われですので、社有車の車種によって臨機応変に対応していきましょう。
営業車や小型セダンの場合
高級セダンや高級ミニバンなどの後部座席がエグゼクティブシートの場合
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中華料理店などの円卓の上座ってどこ?
http://news.retty.me/viral/china-table/より。
お客様との商談も無事締結し、お客様とも打ち解けてきました。
お契約頂いたお礼にとささやかではありますがお客様を中華料理店にご招待しました。
お客様が到着されました。
あなたはお客様を席へとご案内します。
さぁ、この円卓のどの席にお客様をご案内すれば良いのでしょう。
あなたはお客様を何番に誘導しましたか?
ヒントは「出入口」です。
そうです。円卓でのマナーでは出入口から最も遠い席が「上座」となります。
そして、出入口から最も近い席が「下座」になるのです。
円卓には明確な席順もあるので必ず覚えておきましょう。
一番早く到着されたからと言って手前から座らせるなどの失礼が無いようにしなけれなりません。
円卓の席順
「1」が「上座」で「8」が「下座」です。
第1の主賓が上座。上座から見て左が第2の主賓、そして右が第3の主賓となります。
この席順によって不快な思いをされると後々のビジネスにも影響しかねませんので確実に覚えておきましょう。
和室の上座ってどこ?
http://hotel.kagetsuen.net/room/room03より。
中華料理店での接待は大変喜んで頂きました。
お客様はあなたのことが大変気に入っているようです。
次の仕事の打ち合わせをしたいと連絡がありました。
先日の会食でお客様が「和食」が好きと聞いていたあなたは、日本料理のお店で打つ合わせをすることにしました。
和室での「上座」は入り口から遠く床の間が近くにある席という言うのは知っています。
そして部屋に通されたらこのような間取りだったのです。
出入口の近くに床の間がある和室です。
入り口から遠い席は「上座」
そして床の間に近い席も「上座」です。
この場合あなたはどの席にお客様を誘導しますか?
この場合「2」が上座です。
床の間は、格式の高い神聖な場所とされています。
ですから、床の間に近い席が「上座」となるのです。
最近のモダンなお店の和室は床の間などない場合がありますので、その際は入り口から遠い席が「上座」です。
「床の間」を基準として正しい席へ誘導してください。
まとめ
いかがでしたか?
全問正解出来ましたか?
大変細かいことかもしれませんが、これらのマナー知っていて当たり前と思っているお客様がいるのも事実です。
これらのマナーをきちんと理解し、そして実践してやれるかどうかが大きな差を生んでいきます。
売れる営業マンには理由があります。
まさにこのマナーはそういった些細でも、お客様への気配りや気遣いを見てもらえる「技」なのかもしれません。
〇エレベーターの上座
〇タクシーの上座
〇社有車の上座
〇円卓の上座
〇和室の上座
まずはこの5つを確実に覚えて日ごろから意識して取り組んでみて下さい。
そうするとおのずとあなたの立ち振る舞いや身のこなしといった行動が洗練されてくるはずです。
「あなたが担当者で良かった。」
この言葉をお客様から頂く為に、貪欲に学習し身に付けていきましょう。
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