負けるな!セールスマン!営業職の運命は???
masaです。
今や我々がビジネスを行う上で必要不可欠な存在となったコンピューターですが、このコンピューターについてのお話です。
【商談の雑学】「消える職業」「なくなる仕事」という記事で紹介しましたが、実際に多くの仕事がもうすでにコンピューターに取って代わられています。
「販売」というジャンルにおいても、自動販売機はもちろんのこと、テレビショッピングやネットショップなど実際店舗や販売員と対面しなくても商品が購入できます。
私たち「セールス」は将来的に「必要なくなる職業」なのでしょうか?
それとも「必要とされる職業」なのでしょうか?
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国が変われば職務内容も変わる
人材会社であるエン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」にてAIに関するアンケートを35歳以上の方に実施した結果、
代替えされにくい職業
1位営業系
2位経営企画系
3位クリエイティブ系
であったとのことでした。
次に同様のアンケートをコンサルタント(経営のプロ)に対して行うと
1位経営者
2位経営企画
3位営業
4位弁護士
という結果になったそうです。
1位の経営者と2位の経営企画を「経営者の仕事」とするならば、経営のプロは「経営」、「営業」、「弁護士」は代替えされにく職業と認識しているということなのでしょう。
営業が代替されない理由としては、「個性」「キャラクター」などが相手との関係構築に重要といった内容が列挙されています。
「営業」は転職のプロもビジネスマンも代替されにくいと考えているわけです。
つまり、
営業職は安泰!
などと喜ぶのは早いですよ。
確かにアンケートでは「営業職」はなくならない、なくなりにくい仕事という結果が出ている一方で「営業は取って代わられる」という見解を示している人たちもいます。
※【商談の雑学】「消える職業」「なくなる仕事」 はこちら
AIにおける仕事の代替に関しては、現在オックスフォード大学の研究が世界的なスタンダードといわれます。
野村総合研究所や経済産業省もオックスフォード大学の報告書をベースに同様の試算を行っているのです。
その研究結果によると営業系はむしろAIに代替される確率が高い仕事に分類されています。
もちろん全ての営業職というわけではありません。
具体的には「保険営業」、「訪問営業」「、不動産営業」などはかなりの確率でAIに取って代わられるとの見方が濃厚のようです。
一方、同じ営業といっても「技術営業」、「高度な金融商品の営業」などは代替される確率が低いとしています。
つまり、「付加価値の低い営業」は簡単にAIに取って代わられ、「高付加価値の営業」は大丈夫ということです。
あくまでオックスフォード大学の研究ですので、アメリカの職種と職務内容との比較になります。
ですから日本では当てはまらないこともあると思います。
日本では「なくならない職業」である「弁護士」というと仕事を例に挙げましょう。
日本の弁護士は国家資格を有し、その職種に就いている人口は3万人弱となっています。
とにかく「一般的な仕事」ではないですよね。
それに比べてアメリカでの「弁護士」は国家資格を有しておりません。
州の資格を有した実は一般的な職業です。
しかも、税理士、司法書士、そして行政書士などの仕事も弁護士の仕事なのです。
いうなれば「便利屋」なのです。
その為アメリカの「弁護士」は100万人を超えているそうです。
アメリカの弁護士は幅広い知識が必要になるとはいえ、単純なペーパーワークが多いようですね。
つまり、「低付加価値」なのです。
ですからオックスフォード大学の研究ではAIに取って代わられる仕事の一つとしてリストアップされているのでしょう。
以上のように国が違えば市場のニーズも違います。
日本のセールスは日本での「高付加価値営業」を模索しなければなりません。
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高付加価値営業
ある記事で下記のような文章がありました。
営業職の中で圧倒的に多いのは「低付加価値営業」であるのは事実ですから、場合によっては営業マンの大量失業という結果を招く可能性も考えられます。
「低付加価値営業」の仕事は将来なくなるということでしょうが、私も「営業職」身を置く者として「低付加価値営業ってなに?」と考えさせられます。
居ても居なくても商品の売れ行きに関係しない営業ということでしょうか?
これってそもそも「営業職」ではないのではないでしょうか。
「営業」という仕事は取り扱っている商品に付加価値を付けることによって価格以上の価値を見出し、お客様にご納得、ご購入して頂く仕事だと思っています。
商品をより魅力的に出来る唯一の方法が「営業」だと考えています。
ですから、「営業職」の時点で決して「低付加価値営業」ではないはずなのですが・・・・・・。
まぁ、これは私の持論ですので賛否両論あるでしょう。
とにかく「高付加価値営業」を行えば失業しなくて済むということです。
では、「高付加価値営業」とは何なのでしょうか?
その商品だけで販売するのではなく、本当の商品力であったり、お客様にもたらされる利益を説明できる営業だと思います。
また、商品だけでなく「自分自身を売り込める営業」も「高付加価値営業」であると思います。
「この人だったから買った」とお客様に思って頂けるような接客を常に意識しましょう。
お店の商品の付加価値を向上し、さらに「あなたから買うよ」と言わせる技術はまさに「職人技」でしょう。
どんな会社、メーカー、お店であれ商品力だけに依存せずそれ以上の「高付加価値」を付けることが出来る「営業」は間違いなく引く手数多です。
「トップセールスマン」という職業はなくなる事はありません。
売れないのを商品のせいにするのではなく、「高付加価値」を付ける為「自分のファン」を作る為にどうしたら良いのかを人一倍意識し、考えることが出来れば自ずと生き残れることでしょう。
負けるな!セールスマン!
今日も頑張りましょう!
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